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公開日:平成25年8月20日
静岡県の代表的な水産物「さくらえび」と「しらす」は、「船びき網」という漁法で獲っています。この船びき網を主とする経営体数は全国1位(2008年漁業センサス結果。以下同じ)となっています。また「まき網」の中で「1そうまき遠洋かつお・まぐろ」漁を主とする経営体数も全国1位となっています。
<2008年漁業センサス結果より>
船びき網を主とする経営体数 |
まき網(1そうまき遠洋かつお・まぐろ) を主とする経営体数 |
||||
---|---|---|---|---|---|
順位 |
都道府県 |
漁業経営体数 | 順位 | 都道府県 | 漁業経営体数 |
|
全国 |
2,777 |
|
全国 |
14 |
1 |
静岡県 |
328 |
1 |
静岡県 |
5 |
2 |
兵庫県 |
327 |
2 |
宮城県 |
3 |
3 |
茨城県 |
226 |
3 |
三重県 |
2 |
<さくらえび漁の歴史>
静岡県の由比港と大井川港で水揚げされるさくらえびの漁獲量も、もちろん全国第1位です。(Myしずおか日本一参照)
さくらえび漁の歴史は意外と浅く、明治27(1894)年に由比の漁師が、アジの網びき漁をしていたときに、偶然、網が深く潜ってしまい、大量のさくらえびが獲れたことが始まりといわれています。
さくらえびは、深海に生息する体長4、5cmの小型のエビで、明るい昼間は水深200~500mほどの深いところにいて、夜になると水深30~60mまで浮上し、プランクトンなどを食べています。
漁が解禁となるのは3月下旬~6月上旬と10月下旬~12月で、6月から9月までは繁殖期にあたるため禁漁とされています。資源保護の取り組みによって豊かな海の幸が守られています。
世界文化遺産に登録された富士山とさくらえび干し
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