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グラーフ博士のアンケート講座

カズ君は、夏休みにクラスのみんなが、どんな節電をするのかについて、アンケートをとるよね。
今から、アンケートの作り方を一緒に勉強してみよう!

アンケートを作ってみよう!

(1)質問を考えよう!

カズ君はアンケートでどんなことを調べたいのかな?紙にまとめて質問を考えよう。

調べたいこと

  • クラスのみんなが、今年、節電をしたのか?
  • (節電した人は)どうして節電をしようと思ったのか?
  • どんな節電をしてるのか?
  • (節電していない人は)なんで節電をしなかったのか?
  • 今年の冬まで節電を続けるか?

(2)質問の仕方を考えよう!

アンケートの質問には、二つの質問の仕方があります。

  • 選択回答型質問
    あらかじめ答えの選択肢を用意しておき、その中から、回答者に答えを選ばせるタイプの質問です。
    《例》あなたはケータイ電話を持っていますか? はい・いいえ
  • 自由回答型質問
    回答者に自由に答えを書いてもらうタイプの質問です。
    《例》好きなテレビ番組は何ですか? (          )

選択型の質問は、アンケート結果のまとめがしやすいね。
自由回答型質問がたくさんあるとアンケートのまとめが大変になってしまうこともあるね。

<質問を作るときの注意点>

  • 分かりやすい言葉を使おう。
  • あいまいな言葉は使わないようにしよう。

(悪い例)

お菓子をよく買いますか?

  1. よく買う
  2. 時々買う
  3. めったに買わない
  4. まったく買わない

ボクは、1週間に2回はコンビニでお菓子を買うから、「よく買う」に○をつければいいのかな?

でも…。ボクが考える「よく買う」と博士の考える「よく買う」は、同じ答えでも、考えてる内容が違うかもしれないな。

そうじゃのう。わしは毎日お菓子を買うから、「よく買う」に○をつけたが…。わしが考える「よく買う」とカズ君が考える「よく買う」は大きく違っているね。

こうした、あいまいな表現がアンケートにあると、正確な調査ができなくなってしまうぞ。だから答えの下に「よく」は、たとえば1週間に5回以上と説明を書いてあげると、正確な調査ができるのじゃ。

  • 答えを誘導するような質問はやめよう。

(悪い例)

たばこを吸うと、がんになる可能性が非常に高くなるといわれています。あなたは、たばこを吸いたいと思いますか?

  1. 吸いたい
  2. 吸いたくない

こういう質問の仕方だと、2を答える人が多くなってしまうぞ。

(3)実際にアンケート用紙を作ってみよう!

カズ君のアンケートを参考にみんなもアンケート用紙を作ってみよう。

節電に関するアンケート

(4)お家の人や学校の先生にアンケートに答えてもらおう!

アンケート用紙が完成したら、みんなに答えてもらう前に、お家の人や学校の先生に答えてもらいアドバイスをもらおう。

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