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公開日:平成24年8月28日
8月6日~10日の5日間、「夏休み子ども統計・グラフ相談~自由研究お助け隊~」を開催しました。
県庁東館の県民サービスセンターには、連日、小中学生が訪れ、統計やグラフについてのアドバイスに耳を傾けました。
今回の統計よもやま話では、この「夏休み子ども統計・グラフ相談」の様子をお伝えします。
8月8日の午後には、静岡市内の小学5年生の男の子が、相談にやって来ました。
彼は、初めて統計グラフコンクールに参加するらしく、「どんなテーマで作品を作ればいいのか?」と悩んでいました。
そこで、「自分の好きなこと、興味のあることなどテーマは何でもいいよ。例えば、ロンドンオリンピックからも統計グラフを作ることができるよ。」とアドバイスすると、
「そういえば、最近テレビで、オリンピックのメダリストには次男や次女が多く、長男や長女が少ないって言ってたけど、それって本当かな?メダリストについて、いろいろ調べてみたいな。血液型や両親の職業など他にも意外な共通点があるかもしれない。オリンピックのメダリストについて、調べて統計グラフを作ってみます。」彼は、そう言って、やる気に満ちあふれた表情で帰っていきました。
果たして、本当にロンドンオリンピックのメダリストには、次男や次女が多いのか?他にも意外な共通点があるのか?
出来上がった作品を、ぜひ、見てみたいものです。
8月10日の午前中には、静岡市内の山間部に住む小学校2年生の男の子が相談にやって来ました。
彼は、カブトムシやクワガタが大好きで、よく近くの山で昆虫採集を楽しんでいるそうです。
そんな彼は、この夏休み、家の庭にフルーツや砂糖水で作ったわなをしかけ、そこにやって来る虫の種類や数について、毎日がんばって調査を行っていました。
しかし、天気や時間帯によってやって来る虫の数や種類が大きく違ったりして、どうしたらうまく統計グラフにまとめられるのか悩んでいました。
そこで、「晴れた日の夜に、いろいろな種類のわなをしかけて、やって来た虫の数や種類を調べ、絵グラフにまとめてみればどうかな。カブトムシやクワガタの好きなものが分かるかもしれないよ。」とアドバイスしました。
彼は、「今日の夜に、早速やってみます。」と元気よく帰って行きました。
カブトムシやクワガタが好きなものは何なのか?
彼の作品は、クラスの注目を集めるかもしれません。
「夏休みに統計グラフコンクールにチャレンジしてみたいけど、どんなテーマがいいのかな?」
今回、多く受けた相談の一つです。
まずは、自分の好きなことや興味のあることが何なのか、テーマについて、思いをめぐらせてみましょう。
テーマは、いたるところにあります。
この夏、世界が熱狂したオリンピックでも、統計グラフは作れます。
好きなことや興味のあることについて、じっくり調べ、グラフにまとめて分析する。
時間と余裕のある夏休みにしかできない統計グラフコンクールに、皆さんも、チャレンジしてみませんか?
思いがけない発見が、きっと、あなたを待っているでしょう。
作品の作り方など、詳しくは、県の統計キッズページ「グラーフ博士のとうけい工場」をご覧ください。