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公開日:平成24年12月3日
円型に焼いた餃子の中央に盛られたもやし、その独特のスタイルは「浜松餃子」と呼ばれ、ご当地グルメとしての地位を確立しています。
今年2月、「浜松市の餃子購入額が宇都宮市を抜いて日本一になった」という話題がテレビや新聞で大きく取り上げられたことを、御記憶の方も多いのではないでしょうか。
このデータの元になっているのが、総務省統計局が実施している家計調査です。平成23年の調査結果によれば、二人以上の世帯の餃子への支出額は、浜松市が4,314円で宇都宮市の3,737円を大きく引き離し1位となりました(県庁所在市と政令指定都市51市中)。
しかし、平成21年~23年平均で見ると宇都宮市が4,686円、浜松市が4,401円と宇都宮市に軍配があがります。
この支出額はスーパーなどで購入した餃子(生、調理済)の金額で、冷凍食品や外食の餃子は含まれていませんので、どちらの市民がより多く餃子を食しているかは残念ながら不明ですが、平成23年の全国の平均支出額は2,181円ですので、両市民の餃子好きは間違いなさそうです。
このように、家計調査の結果から消費生活の地域差が良く分かるため、まちおこしの話題づくりなど様々な場面で利用されています。
(出典:総務省「家計調査」)
(画像提供:浜松餃子学会)