グラーフ博士のとうけい工場 -数字で見える!みんなの静岡県- > 統計グラフコンクール > 統計グラフを作ろう
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統計グラフを作るには、グラフの仕組みを知る必要(ひつよう)があります。最初(さいしょ)にグラフがどのようにできているか見てみましょう。
グラフの名前(なまえ)のことです。グラフの内容(ないよう)がすぐに分かるような、短(みじか)くて簡単(かんたん)な名前を付(つ)けましょう。
グラフの左にある線を縦の基線、グラフの下にある線を横の基線と言います。グラフの基(もと)になる線なので必(かなら)ず書きましょう。
目盛りの出発点(しゅっぱつてん)となるところです。目もりの始まりは必ず「0」にしましょう。
目もり数字の単位(人、円、年、個(こ)など)のことです。
グラフの数の大きさを表(あらわ)します。横軸の左側(がわ)に書きましょう。
目もり数字にあわせて引かれた線です。目もり線を入れるとグラフが読みやすくなります。
グラフの基(もと)となったデータや資料(しりょう)の出所(しゅっしょ)のことです。本の名前やホームページのアドレス、アンケートの名前を必ず書き入れましょう。原則(げんそく)としてグラフの下に書きます。
グラフ中の項目の内訳(うちわけ)を表したものです。グラフが複数(ふくすう)ある場合(ばあい)に、グラフごとのデータ名を書きます。
次(つぎ)にグラフの種類を見てみましょう。データの内容や表したいことによって、使(つか)うグラフの種類は変(か)わります。ここでは絵(え)グラフ、棒(ぼう)グラフ、折(お)れ線グラフ、円グラフ、帯(おび)グラフを紹介(しょうかい)します。
数量(すうりょう)などを絵の示す大きさによって表すグラフです。何についてのグラフなのか一目で分かります。
同(おな)じ幅(はば)の棒を並べ、その棒の長さによって、ひと目で全体(ぜんたい)の様子(ようす)がわかるように物の大きさや数を比(くら)べるグラフです。
時間的な変化の様子をみるのに適(てき)したグラフです。横軸には、時間や期間(きかん)に係(かか)わる項目(年、日、時など)が入ることが多いです。
全体の中に何がどのくらいあるのかをみるのに便利(べんり)なグラフです。それぞれに、割合(%)を書き、色を変えると見やすくなります。
円グラフは帯グラフに比べて作り方が難(むずか)しいですが、それぞれの項目を比べることや、2分の1、4分の1などの割合は読み取りやすいです。
出来上(できあ)がったグラフを見て、どんなことがわかるのか、考えてみましょう。
参考文献:『小学生のための統計ってなぁに』、財団法人全国統計協会連合会(平成18年)