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公開日:平成27年2月20日
平成25年における静岡県の総住宅数1,659,600戸のうち、「居住世帯のある住宅」(ふだん人が住んでいる住宅)は1,380,700戸で、総住宅数の83.2%、空き家及び一時現在者のみの住宅の「居住世帯のない住宅」は278,900戸で、16.8%となっています。(「一時現在者のみの住宅」とは、昼間だけ使用していたり、何人かの人が交代で寝泊まりしているような住宅をいいます)
居住世帯のない住宅のうち、「空き家」の数は270,900戸、「空き家率」(総住宅数に占める割合)は16.3%です。
空き家の数、空き家率ともに増加傾向が続いており、平成25年はいずれも過去最高の値になっています。
静岡県の空き家数及び空き家率の推移(昭和38年~平成25年)
ひとくちに「空き家」といっても、内容は様々です。
静岡県の空き家の内訳をみると、次の表のとおりとなっており、賃貸用の住宅(新築・中古を問わず、賃貸のために空き家となっている住宅)が半数以上を占めていることがわかります。
静岡県の空き家数及び空き家率の内訳(平成25年)
区分 | 空き家(総数) | 二次的住宅 | 賃貸用の住宅 | 売却用の住宅 | その他の住宅 |
---|---|---|---|---|---|
住宅数(戸) | 270,900 | 42,900 | 137,200 | 7,500 | 83,300 |
空き家率(%) | 16.3 | 2.6 | 8.3 | 0.5 | 5.0 |
空き家率についてみると、都道府県別では、山梨県(22.0%)が最も高く、次いで長野県(19.8%)、和歌山県(18.1%)、高知県(17.8%)、徳島県(17.6%)などとなっています。
甲信地方の空き屋率が高いのは、総住宅数に対する二次的住宅(別荘や残業で遅くなったときに寝泊まりするための住宅等)の割合が大きいことが要因になっていると考えられています。
静岡県の市区町村別では、別荘地を抱える熱海市、伊東市、伊豆市などは二次的住宅の数が多く、住宅総数に対する割合も高いことから、空き家率が高くなっている状況がうかがえます。
これらのデータは、平成25年10月1日を期日として実施された住宅・土地統計調査の結果からわかったものです。住宅・土地統計調査は、住宅・土地の保有状況や世帯の居住状況等の実態を調査し、その現状と推移を明らかにすることを目的として実施されています。
平成25年住宅・土地統計調査の結果は、総務省統計局から平成26年7月に速報が、平成27年1月に確報がそれぞれ公表されており、静岡県の結果の概要(速報)については、平成26年9月に本県から公表しています。