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皆様から提出していただいた調査票の審査を終了し、独立行政法人統計センターに提出しました。
国勢調査は、日本国内に住むすべての人と世帯を対象とする、国の最も重要な統計調査です。
国勢調査の結果は、さまざまな法令にその利用が定められているほか、社会福祉、雇用政策、生活環境の整備、防災対策など、私たちの暮らしのために役立てられます。
特に、平成27年国勢調査は、少子高齢化社会における日本の未来を描く上で欠くことのできないデータを得るため、従来の国勢調査にも増してその結果が注目されています。
また、東日本大震災後初めての人口・世帯に関する全数調査となることから、震災の影響把握、復興計画の策定や復興状況の評価に必要なデータとして利活用が期待されます。
こちらは、国勢調査のイメージキャラクター「センサスくん」と「みらいちゃん」です。
「センサスくん」は、国勢調査の対象となる人は、赤ちゃんからお年寄りまで一人の漏れもなくということから、赤ちゃんの姿でデザインされています。
ちなみに、「センサスくん」の名前は、国勢調査を英語にした「PopulationCensus」に由来しています。
また、「みらいちゃん」は、平成27年国勢調査から新たに登場した「センサスくん」の妹です。インターネットを使っての調査回答を象徴するスマートフォンを手に持っています。
平成27年10月1日現在です。
なお、国勢調査は、大正9年(1920年)から5年ごとに行われており、平成27年調査は第20回目にあたります。
日本国内にふだん住んでいるすべての人(外国人を含む)及び世帯が対象です。
調査は、総務省-静岡県-市区町-指導員-調査員-各世帯の流れで行われました。
平成27年国勢調査では、初めてオンライン調査(インターネット回答)が全国的に導入され、パソコンなどから調査に回答いただけるようになりました。紙の調査票に比べて回答がしやすく、審査集計が効率的に実施できることから、経費節減にもつながります。
《調査の手順》
インターネット回答期間 | 平成27年9月10日(木曜日)~20日(日曜日) |
紙の調査票の配布期間 | 平成27年9月26日(土曜日)~30日(水曜日) |
紙の調査票の調査員への提出 | 平成27年10月1日(木曜日)~7日(水曜日) |
今回、オンライン回答数は、全国で1千900万件超にのぼりました。
調査終了後は、全ての調査票が総務省統計局に集められ、現在、独立行政法人統計センターで集計作業が進められています。国勢調査は、統計法によって、調査票に記入して提出する義務(報告義務)が定められています。また、回答を拒んだり、虚偽の回答をした場合の罰則の規程も設けられています。
一方、調査員(及び指導員)は、総務大臣が任命する非常勤の国家公務員であり、統計法によって、個人情報を保護するための厳格な守秘義務が課せられています。
調査票に記入していただいた内容は、統計の作成に関連する目的以外に使用されることはありません。
国勢調査では、世帯を訪問する調査員は、その身分を証明する「国勢調査員証」と「腕章」を携帯しています。
統計調査をかたり、世帯の家族構成や収入などの個人情報を聞き出そうとすることは不正行為です。
そうした電話や訪問等があった場合には、回答しないで、お住まいの市区町の国勢調査担当課にお問い合わせください。
静岡県では、これまで「国勢調査ニュースしずおか」を発行して、国勢調査に関するトピックスなどを紹介してきました。
調査の正確かつ円滑な実施を目的として、全県的な実施体制を整備するため、県では平成27年4月14日、白井企画広報部長を本部長とする「平成27年国勢調査静岡県実施本部」を設置し、発足式を行いました。
平成28年2月26日に、総務省統計局から、人口速報集計結果(男女別人口・世帯数)が公表されました。
平成28年6月29日に、総務省統計局から、抽出速報集計結果(調査事項の主要な結果)が公表されました。
平成28年10月26日に、総務省統計局から、人口等基本集計結果(人口、世帯、住居等に関する確定値)が公表されました。
今後、平成29年1月に移動人口の男女・年齢別集計、同4月に就業状態等基本集計、同6月に従業地・通学地による人口・就業状態等集計等が順次公表されていくこととなっています。