平成11年9月の静岡県消費者物価指数の動向(確報)


総合指数 103.5

対前月比 (+)0.5%の上昇     対前年同月比 (+)0.1%の上昇


    1 概況

     9月の静岡県消費者物価指数(平成7年=100)は103.5となり、前月に比べ(+)0.5%の上昇となった。また前年同月に比べ(+)0.1%の上昇となった。
     前月からの動きをみると、「被服及び履物」が秋冬物衣料の出回りの変化などにより(+)9.9%の上昇となった。
     一方、「教養娯楽」が教養娯楽用耐久財などの値下がりにより(−)0.8%の下落となった。

    2 前月との比較

    ◯上昇した主な項目
       シャツ・セーター・下着類(+)14.9%
       鶏 卵  (+)10.4%

    ◯下落した主な項目
       魚介類  (−)1.8%(うち生鮮魚介(−)1.9%)
       野菜・海藻(−)1.5%(うち生鮮野菜(−)1.6%)

    3 前年同月との比較

    ◯上昇した主な項目
       鶏 卵  (+)8.3%
       たばこ  (+)7.8%

    ◯下落した主な項目
       他の光熱 (−)6.2%
       電気・ガス代(−)2.3%
       野菜・海藻(−)1.8%(うち生鮮野菜(−)2.6%)
       魚介類  (−)1.8%(うち生鮮魚介(−)2.0%)

    4 10大費目の動き

    「食  料」は 105.0となり、前月と変わらなかったが、主な内訳をみると、生鮮魚介がかつおやさけなどの値下がりにより(−)1.9%、生鮮野菜がれんこんやさといもなどの値下がりにより(−)1.6%の下落となった。 一方、生鮮果物がみかんなどの値上がりにより(+)6.5%の上昇となった。

    「住  居」は 106.6で、前月に比べ(−)0.1%の下落となった。

    「光熱・水道」は 103.0で、前月と変わらなかった。

    「家具・家事用品」は 97.4となり、前月に比べ(−)0.2%の下落となった。
     主な内訳をみると、家庭用耐久財がルームエアコンなどの値下がりにより(−)0.6%の下落となった。

    「被服及び履物」は 104.0となり、前月に比べ(+)9.9%の上昇となった。
     主な内訳をみると、シャツ・セーター・下着類が婦人セーター(長袖)など秋冬物衣料の出回りの変化などにより(+)14.9%の上昇となった。

    「保健医療」は 110.4となり、前月に比べ(−)0.1%の下落となった。

    「交通通信」は 96.6で、前月と変わらなかったが内訳をみると、交通が鉄道運賃(閑散期料金)の値下がりにより(−)0.9%の下落、一方、自動車等関係費がガソリンの値上がりにより(+)0.4%の上昇となった。

    「教  育」は 108.3で、前月と変わらなかった。

    「教養娯楽」は 101.0となり、前月に比べ(−)0.8%の下落となった。  主な内訳をみると、教養娯楽用耐久財がビデオカメラやワードプロセッサ−などの値下がりにより(−)0.9%の下落となった。

    「諸 雑 費」は 103.0で、前月に比べ(−)0.1%の下落となった。

    5 商品・サービス分類指数の動き

     商品・サービス分類に組み替えた指数での動きをみると、「商品」は101.9となり、前月に比べ(+)1.1%の上昇、「サービス」は105.3で、前月に比べ(−)0.3%の下落となった。
     また、前年同月に比べると、商品は(−)0.2%の下落、サービスは(+)0.4%の上昇となった。