平成11年1月の静岡県消費者物価指数の動向(確報)


総合指数 102.9

対前月比 (−)0.9%下落  対前年同月比 0.0%


  1. 概況

     1月の静岡県消費者物価指数(平成7年=100)は102.9となり、前月に比べ(−)0.9%下落した。また、前年同月と変わらなかった。
     前月からの動きをみると、「被服及び履物」が衣料などの値下がりにより(−)9.4%下落、「食料」が鶏卵や生鮮野菜などの値下がりにより(−)0.5%下落した。
     また前年同月比では、「食料」(+)1.2%、「諸雑費」(+)0.8%などの費目が上昇し、一方「光熱・水道」(−)2.8%、「交通通信」(−)1.5%などの費目が下落し、総合では同水準となった。

  2. 前月との比較

    ◯上昇した主な項目
       果物(+)11.5%(うち生鮮果物(+)12.0%)

    ◯下落した主な項目
       鶏卵(−)14.2%、  衣料(−)13.3%    野菜・海藻(−)6.8%(うち生鮮野菜(−)10.7%)

  3. 10大費目の動き

    「食  料」は 105.0となり、前月に比べ(−)0.5%下落した。主な内訳をみると、生鮮野菜がはくさいやねぎなどの値下がりにより(−)10.7%下落、乳卵類が鶏卵などの値下がりにより(−)3.2%下落した。  一方、生鮮果物がいちごやみかんなどの値上がりにより(+)12.0%上昇した。

    「住  居」は 105.7となり、前月に比べ(−)0.1%下落した。

    「光熱・水道」は 103.9となり、前月に比べ(−)0.3%下落した。主な内訳をみると、他の光熱が灯油の値下がりにより(−)1.7%下落した。

    「家具・家事用品」は 98.7となり、前月に比べ(−)0.2%下落した。主な内訳をみると、家庭用耐久財が冷暖房用器具などの値下がりにより(−)0.7%下落した。

    「被服及び履物」は 97.5となり、前月に比べ(−)9.4%下落した。主な内訳をみると、衣料がスーツ(冬物)や婦人オーバーなどの値下がりにより(−)13.3%下落した。

    「保健医療」は 112.1となり、前月に比べ(−)0.1%下落した。

    「交通通信」は 96.0となり、前月に比べ(+)0.1%上昇した。

    「教養娯楽」は 100.8となり、前月に比べ(−)0.1%下落した。

    「教  育」は 107.1で、前月と変わらなかった。

    「諸 雑 費」は 102.5となり、前月に比べ(−)0.4%下落した。主な内訳をみると、身の回り用品がかばん類の値下がりにより(−)1.4%下落した。

  4. 前年同月との比較

    ◯上昇した主な項目
        果物(+)22.9%(うち生鮮果物(+)24.3%)   たばこ(+)7.5%

    ◯下落した主な項目
        他の光熱(−)8.3%   公営家賃(−)7.4%

  5. 商品・サービス分類指数の動き

     商品・サービス分類に組み替えた指数での動きをみると、商品は101.4となり、前月に比べ(−)1.6%の下落、サービスは104.7となり、前月と変わらなかった。
     また、前年同月に比べると、商品は(+)0.1%の上昇、サービスは変わらなかった。