11月の静岡県消費者物価指数(平成7年=100)は102.9となり、前月に比べ(−)0.2%の下落となった。また、前年同月に比べ(−)0.4%の下落となった。
前月からの動きをみると、「食料」が生鮮野菜などの値下がりにより(−)0.9%の下落、「教養娯楽」が他の教養娯楽(宿泊料)などの値下がりにより(−)0.8%の下落となった。
一方、「被服及び履物」が冬物衣料の出回りの変化により(+)1.1%の上昇、「家具・家事用品」が家庭用耐久財などの値上がりにより(+)0.8%の上昇となった。
2 前月との比較
◯上昇した主な項目
他の光熱 (+)5.1%(灯油)
◯下落した主な項目
果 物 (−)7.5%(うち生鮮果物(−)7.9%)
野菜・海藻 (−)5.1%(うち生鮮野菜(−)8.2%)
3 前年同月との比較
◯上昇した主な項目
他の光熱 (+)8.8%(灯油)
ガス代 (+)3.4%(都市ガス代、プロパンガス代)
自動車等関係費 (+)1.7%(ガソリン)
◯下落した主な項目
衣 料 (−)7.7%
家庭用耐久財 (−) 7.1%
シャツ・セーター・下着類 (−) 5.8%
4 10大費目の動き
「食 料」は 102.5となり、前月に比べ(−)0.9%の下落となった。主な内訳をみると、生鮮野菜がはくさいやほうれんそうなどの値下がりにより(−)8.2%の下落、生鮮果物がかきやみかんなどの値下がりにより(−)7.9%の下落となった。
「住 居」は 107.5となり、前月に比べ(+)0.1%の上昇となった。主な内訳をみると、家賃が民営家賃などの値上がりにより(+)0.1%の上昇となった。
「光熱・水道」は 105.2となり、前月に比べ(+)0.2%の上昇となった。主な内訳をみると、他の光熱(灯油)が原油価格上昇の影響により(+)5.1%の上昇となった。
「家具・家事用品」は 94.6となり、前月に比べ(+)0.8%の上昇となった。主な内訳をみると、家庭用耐久財が冷暖房用器具などの値上がりにより(+)2.1%の上昇となった。
「被服及び履物」は 101.8となり、前月に比べ (+)1.1%の上昇となった。主な内訳をみると、衣料が冬物衣料の出回りの変化により(+)2.0%の上昇となった。
「保健医療」は 110.1で、前月と変わらなかった。
「交通通信」は 97.1で、前月と変わらなかった。
「教 育」は 109.5で、前月と変わらなかった。
「教養娯楽」は 100.6となり、前月に比べ(−)0.8%の下落となった。主な内訳をみると、教養娯楽用耐久財がテレビ・ステレオなどの値下がりにより(−)0.9%の下落、他の教養娯楽が教養娯楽サービス(宿泊料)などの値下がりにより(−)0.8%の下落となった。
「諸 雑 費」は 102.3となり、前月に比べ(−)0.1%の下落となった。主な内訳をみると、身の回り用品が他の身の回り用品(ハンカチーフ)などの値下がりにより(−)0.5%の下落となった。
5 商品・サービス分類指数の動き
商品・サービス分類に組み替えた指数での動きをみると、「商品」は100.6となり、前月に比べ(−)0.3%の下落、「サービス」は105.3となり、前月に比べ(−)0.2%の下落となった。
また、前年同月と比べると、商品は(−)0.8%の下落、サービスは(−)0.1%の下落となった。