静岡県鉱工業指数
(平成23年8月分速報)
１．生産の動き
前月比５．０％増（５か月連続して上昇）、前年同月比５．４％増（７か月ぶりに上昇）
8月の鉱工業生産指数（季節調整済：平成17年=100）は89.0であった。
前月比（季節調整済指数）は5.0％増と5か月連続して上昇した。また、前年同月比（原指数）は5.4％増と7か月ぶりに前年を上回った。
業種別の前月比（季節調整済指数）では、輸送機械、電気機械、食料品・たばこ等が上昇する一方、窯業・土石製品、一般機械、家具等が低下した。
２．出荷の動き
前月比４．８％増（５か月連続して上昇）、前年同月比２．３％増（６か月ぶりに上昇）
8月の鉱工業出荷指数（季節調整済：平成17年=100）は87.9であった。
前月比（季節調整済指数）は4.8％増と5か月連続して上昇した。また、前年同月比（原指数）は2.3％増と6か月ぶりに前年を上回った。
業種別の前月比（季節調整済指数）では、輸送機械、電気機械、窯業・土石製品等が上昇する一方、一般機械、その他製品、家具等が低下した。
３．在庫の動き
前月比０．５％増（２か月連続して上昇）、前年同月比７．４％増（５か月連続して上昇）
8月の鉱工業在庫指数（季節調整済：平成17年=100）は96.0であった。
前月比（季節調整済指数）は0.5％増と2か月連続して上昇した。また、前年同月比（原指数）は7.4％増と5か月連続して前年を上回った。
業種別の前月比（季節調整済指数）では、電気機械、輸送機械、パルプ・紙・紙加工品等が上昇する一方、化学、食料品・たばこ、ゴム製品等が低下した。
・ 在庫積み増し局面（景気拡大期）
需要が供給より多くなると、生産を拡大し、在庫を積み増して需要に対処する。
☆ 在庫積み上がり局面（景気後退初期）← 7-8月はここに該当
供給が需要より多くなってくると、生産の伸びが鈍化し、在庫が適正水準を超え、
在庫の積み上がりが起こる。
・ 在庫調整局面（景気後退期）
適正水準を超えた在庫を減らすため、生産を抑え、在庫調整を図る。
・ 意図せざる在庫減局面（景気拡大初期）
需要の増加に生産が追いつかず、在庫が減少する。
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