静岡県鉱工業指数
(平成23年2月分速報)
*生産の動き
前月比2.9%減(4か月ぶりに低下)、前年同月比2.2%減(13か月ぶりに低下)
2月の鉱工業生産指数(季節調整済:平成17年=100)は79.9であった。
前月比(季節調整済指数)は2.9%減と4か月ぶりに低下した。また、前年同月比(原指数)は2.2%減と13か月ぶりに前年を下回った。
業種別の前月比(季節調整済指数)では、輸送機械、パルプ・紙・紙加工品、食料品・たばこ等が上昇する一方、電気機械、化学、窯業・土石製品等が低下した。
*出荷の動き
前月比0.4%減(3か月ぶりに低下)、前年同月比0.6%減(14か月ぶりに低下)
2月の鉱工業出荷指数(季節調整済:平成17年=100)は82.0であった。
前月比(季節調整済指数)は0.4%減と3か月ぶりに低下した。また、前年同月比(原指数)は0.6%減と14か月ぶりに前年を下回った。
業種別の前月比(季節調整済指数)では、食料品・たばこ、一般機械、金属製品等が上昇する一方、電気機械、化学、窯業・土石製品等が低下した。
*在庫の動き
前月比1.2%減(2か月ぶりに低下)、前年同月比3.8%増(6か月連続して上昇)
2月の鉱工業在庫指数(季節調整済:平成17年=100)は88.8であった。
前月比(季節調整済指数)は1.2%減と2か月ぶりに低下した。また、前年同月比(原指数)は3.8%増と6か月連続して前年を上回った。
業種別の前月比(季節調整済指数)では、パルプ・紙・紙加工品、ゴム製品、その他製品等が上昇する一方、食料品・たばこ、電気機械、輸送機械等が低下した。
・ 在庫積み増し局面(景気拡大期)
需要が供給より多くなると、生産を拡大し、在庫を積み増して需要に対処する。
・ 在庫積み上がり局面(景気後退初期)
供給が需要より多くなってくると、生産の伸びが鈍化し、在庫が適正水準を超え、
在庫の積み上がりが起こる。
☆ 在庫調整局面(景気後退期)← 1-2月はここに該当
適正水準を超えた在庫を減らすため、生産を抑え、在庫調整を図る。
・ 意図せざる在庫減局面(景気拡大初期)
需要の増加に生産が追いつかず、在庫が減少する。
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