静岡県鉱工業指数
(平成22年10月分速報)
*生産の動き
前月比9.4%減(2か月連続して低下)、前年同月比4.3%増(9か月連続して上昇)
10月の鉱工業生産指数(季節調整済:平成17年=100)は79.1であった。
前月比(季節調整済指数)は9.4%減と2か月連続して低下した。また、前年同月比(原指数)は4.3%増と9か月連続して前年を上回った。
業種別の前月比(季節調整済指数)では、一般機械、その他製品、パルプ・紙・紙加工品等が上昇する一方、輸送機械、電気機械、食料品・たばこ等が低下した。
*出荷の動き
前月比5.5%減(2か月連続して低下)、前年同月比7.1%増(10か月連続して上昇)
10月の鉱工業出荷指数(季節調整済:平成17年=100)は82.7であった。
前月比(季節調整済指数)は5.5%減と2か月連続して低下した。また、前年同月比(原指数)は7.1%増と10か月連続して前年を上回った。
業種別の前月比(季節調整済指数)では、食料品・たばこ、一般機械、その他製品等が上昇する一方、輸送機械、電気機械、化学等が低下した。
*在庫の動き
前月比3.3%増(2か月ぶりに上昇)、前年同月比9.1%増(6か月ぶりに上昇)
10月の鉱工業在庫指数(季節調整済:平成17年=100)は91.7であった。
前月比(季節調整済指数)は3.3%増と2か月ぶりに上昇した。また、前年同月比(原指数)は9.1%増と6か月ぶりに前年を上回った。
業種別の前月比(季節調整済指数)では、食料品・たばこ、電気機械、パルプ・紙・紙加工品等が上昇する一方、輸送機械、金属製品、窯業・土石製品等が低下した。
・ 在庫積み増し局面(景気拡大期)
需要が供給より多くなると、生産を拡大し、在庫を積み増して需要に対処する。
☆ 在庫積み上がり局面(景気後退初期)← 今月はここに該当
供給が需要より多くなってくると、生産の伸びが鈍化し、在庫が適正水準を超え、
在庫の積み上がりが起こる。
・ 在庫調整局面(景気後退期)
適正水準を超えた在庫を減らすため、生産を抑え、在庫調整を図る。
・ 意図せざる在庫減局面(景気拡大初期)
需要の増加に生産が追いつかず、在庫が減少する。
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