静岡県鉱工業指数 (平成22年5月分速報)


*生産の動き
 前月比2.3%増(2か月連続して上昇)、前年同月比10.3%増(4か月連続して上昇)

 5月の鉱工業生産指数(季節調整済:平成17年=100)は83.8であった。
 前月比(季節調整済指数)は2.3%増と2か月連続して上昇した。また、前年同月比(原指数)は10.3%増と4か月連続して前年を上回った。
 業種別の前月比(季節調整済指数)では、電気機械、窯業・土石製品、精密機械等が上昇する一方、食料品・たばこ、輸送機械、ゴム製品等が低下した。


*出荷の動き
 前月比5.0%増(2か月連続して上昇)、前年同月比13.1%増(5か月連続して上昇)

 5月の鉱工業出荷指数(季節調整済:平成17年=100)は86.8であった。
 前月比(季節調整済指数)は5.0%増と2か月連続して上昇した。また、前年同月比(原指数)は13.1%増と5か月連続して前年を上回った。
 業種別の前月比(季節調整済指数)では、電気機械、輸送機械、精密機械等が上昇する一方、プラスチック製品、金属製品、パルプ・紙・紙加工品等が低下した。


*在庫の動き
 前月比0.7%減(5か月ぶりに低下)、前年同月比1.7%減(2か月ぶりに低下)

 5月の鉱工業在庫指数(季節調整済:平成17年=100)は90.4であった。
 前月比(季節調整済指数)は0.7%減と5か月ぶりに低下した。また、前年同月比(原指数)は1.7%減と2か月ぶりに前年を下回った。
 業種別の前月比(季節調整済指数)では、パルプ・紙・紙加工品、木材・木製品、非鉄金属等が上昇する一方、食料品・たばこ、電気機械、輸送機械等が低下した。






☆ 在庫積み増し局面(景気拡大期)← 4-5月はここに該当
  需要が供給より多くなると、生産を拡大し、在庫を積み増して需要に対処する。

・ 在庫積み上がり局面(景気後退初期)
  供給が需要より多くなってくると、生産の伸びが鈍化し、在庫が適正水準を超え、
 在庫の積み上がりが起こる。

・ 在庫調整局面(景気後退期)
  適正水準を超えた在庫を減らすため、生産を抑え、在庫調整を図る。

・ 意図せざる在庫減局面(景気拡大初期)
  需要の増加に生産が追いつかず、在庫が減少する。