静岡県鉱工業指数
(平成22年4月分速報)
＊生産の動き
前月比２．４％増（２か月ぶりに上昇）、前年同月比１０．６％増（３か月連続して上昇）
4月の鉱工業生産指数（季節調整済：平成17年=100）は82.0であった。
前月比（季節調整済指数）は2.4％増と2か月ぶりに上昇した。また、前年同月比（原指数）は10.6％増と3か月連続して前年を上回った。
業種別の前月比（季節調整済指数）では、輸送機械、窯業・土石製品、精密機械等が上昇する一方、一般機械、電気機械、金属製品等が低下した。
＊出荷の動き
前月比２．３％増（２か月ぶりに上昇）、前年同月比１０．２％増（４か月連続して上昇）
4月の鉱工業出荷指数（季節調整済：平成17年=100）は82.9であった。
前月比（季節調整済指数）は2.3％増と2か月ぶりに上昇した。また、前年同月比（原指数）は10.2％増と4か月連続して前年を上回った。
業種別の前月比（季節調整済指数）では、輸送機械、食料品・たばこ、パルプ・紙・紙加工品等が上昇する一方、電気機械、一般機械、家具等が低下した。
＊在庫の動き
前月比２．８％増（４か月連続して上昇）、前年同月比０．９％増（２６か月ぶりに上昇）
4月の鉱工業在庫指数（季節調整済：平成17年=100）は91.0であった。
前月比（季節調整済指数）は2.8％増と4か月連続して上昇した。また、前年同月比（原指数）は0.9％増と26か月ぶりに前年を上回った。
業種別の前月比（季節調整済指数）では、食料品・たばこ、輸送機械、プラスチック製品等が上昇する一方、電気機械、金属製品、非鉄金属等が低下した。
☆ 在庫積み増し局面（景気拡大期）← 今月はここに該当
需要が供給より多くなると、生産を拡大し、在庫を積み増して需要に対処する。
・ 在庫積み上がり局面（景気後退初期）
供給が需要より多くなってくると、生産の伸びが鈍化し、在庫が適正水準を超え、
在庫の積み上がりが起こる。
・ 在庫調整局面（景気後退期）
適正水準を超えた在庫を減らすため、生産を抑え、在庫調整を図る。
・ 意図せざる在庫減局面（景気拡大初期）
需要の増加に生産が追いつかず、在庫が減少する。
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