静岡県鉱工業指数 (平成22年1月分速報)


*生産の動き
 前月比4.6%増(2か月ぶりに上昇)、前年同月比1.3%増(18か月ぶりに上昇)

 1月の鉱工業生産指数(季節調整済:平成17年=100)は80.3であった。
 前月比(季節調整済指数)は4.6%増と2か月ぶりに上昇した。また、前年同月比(原指数)は1.3%増と18か月ぶりに前年を上回った。
 業種別の前月比(季節調整済指数)では、輸送機械、その他製品、化学等が上昇する一方、食料品・たばこ、精密機械、電気機械等が低下した。


*出荷の動き
 前月比1.1%増(2か月ぶりに上昇)、前年同月比4.3%増(18か月ぶりに上昇)

 1月の鉱工業出荷指数(季節調整済:平成17年=100)は80.1であった。
 前月比(季節調整済指数)は1.1%増と2か月ぶりに上昇した。また、前年同月比(原指数)は4.3%増と18か月ぶりに前年を上回った。
 業種別の前月比(季節調整済指数)では、輸送機械、化学、その他製品等が上昇する一方、食料品・たばこ、精密機械、電気機械等が低下した。


*在庫の動き
 前月比1.1%増(2か月ぶりに上昇)、前年同月比10.3%減(23か月連続して低下)

 1月の鉱工業在庫指数(季節調整済:平成17年=100)は84.7であった。
 前月比(季節調整済指数)は1.1%増と2か月ぶりに上昇した。また、前年同月比(原指数)は10.3%減と23か月連続して前年を下回った。
 業種別の前月比(季節調整済指数)では、化学、輸送機械、非鉄金属等が上昇する一方、食料品・たばこ、パルプ・紙・紙加工品、その他製品等が低下した。






・ 在庫積み増し局面(景気拡大期)
  需要が供給より多くなると、生産を拡大し、在庫を積み増して需要に対処する。

・ 在庫積み上がり局面(景気後退初期)
  供給が需要より多くなってくると、生産の伸びが鈍化し、在庫が適正水準を超え、
 在庫の積み上がりが起こる。

・ 在庫調整局面(景気後退期)
  適正水準を超えた在庫を減らすため、生産を抑え、在庫調整を図る。

☆ 意図せざる在庫減局面(景気拡大初期)← 今月はここに該当
  需要の増加に生産が追いつかず、在庫が減少する。