静岡県鉱工業指数
(平成21年11月分速報)
＊生産の動き
前月比２．８％増（４か月ぶりに上昇）、前年同月比１１．８％減（１６か月連続して低下）
11月の鉱工業生産指数（季節調整済：平成17年=100）は77.3であった。
前月比（季節調整済指数）は2.8％増と4か月ぶりに上昇した。また、前年同月比（原指数）は11.8％減と16か月連続して前年を下回った。
業種別の前月比（季節調整済指数）では、輸送機械、食料品・たばこ、一般機械等が上昇する一方、電気機械、 化学、その他製品等が低下した。
＊出荷の動き
前月比５．１％増（２か月ぶりに上昇）、前年同月比１０．０％減（１６か月連続して低下）
11月の鉱工業出荷指数（季節調整済：平成17年=100）は80.8であった。
前月比（季節調整済指数）は5.1％増と2か月ぶりに上昇した。また、前年同月比（原指数）は10.0％減と16か月連続して前年を下回った。
業種別の前月比（季節調整済指数）では、食料品・たばこ、輸送機械、一般機械等が上昇する一方、電気機械、 化学、その他製品等が低下した。
＊在庫の動き
前月比２．２％増（６か月ぶりに上昇）、前年同月比１１．３％減（２１か月連続して低下）
11月の鉱工業在庫指数（季節調整済：平成17年=100）は85.0であった。
前月比（季節調整済指数）は2.2％増と6か月ぶりに上昇した。また、前年同月比（原指数）は11.3％減と21か月連続して前年を下回った。
業種別の前月比（季節調整済指数）では、食料品・たばこ、電気機械、木材・木製品等が上昇する一方、非鉄金属、その他製品、輸送機械等が低下した。
・ 在庫積み増し局面（景気拡大期）
需要が供給より多くなると、生産を拡大し、在庫を積み増して需要に対処する。
・ 在庫積み上がり局面（景気後退初期）
供給が需要より多くなってくると、生産の伸びが鈍化し、在庫が適正水準を超え、
在庫の積み上がりが起こる。
☆ 在庫調整局面（景気後退期）← 10-11月はここに該当
適正水準を超えた在庫を減らすため、生産を抑え、在庫調整を図る。
・ 意図せざる在庫減局面（景気拡大初期）
需要の増加に生産が追いつかず、在庫が減少する。
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