静岡県鉱工業指数 (平成21年8月分速報)


*生産の動き
 前月比0.0%(前月から変化なし)、前年同月比19.7%減(13か月連続して低下)

 8月の鉱工業生産指数(季節調整済:平成17年=100)は77.2であった。
 前月比(季節調整済指数)は0.0%と前月から変化しなかった。また、前年同月比(原指数)は19.7%減と13か月連続して前年を下回った。
 業種別の前月比(季節調整済指数)では、化学、輸送機械、精密機械等が上昇する一方、食料品・たばこ、電気機械、パルプ・紙・紙加工品等が低下した。


*出荷の動き
 前月比3.1%減(5か月ぶりに低下)、前年同月比20.6%減(13か月連続して低下)

 8月の鉱工業出荷指数(季節調整済:平成17年=100)は78.0であった。
 前月比(季節調整済指数)は3.1%減と5か月ぶりに低下した。また、前年同月比(原指数)は20.6%減と13か月連続して前年を下回った。
 業種別の前月比(季節調整済指数)では、輸送機械、化学、その他製品等が上昇する一方、電気機械、食料品・たばこ、パルプ・紙・紙加工品等が低下した。


*在庫の動き
 前月比0.3%減(4か月ぶりに低下)、前年同月比4.6%減(18か月連続して低下)

 8月の鉱工業在庫指数(季節調整済:平成17年=100)は90.5であった。
 前月比(季節調整済指数)は0.3%減と4か月ぶりに低下した。また、前年同月比(原指数)は4.6%減と18か月連続して前年を下回った。
 業種別の前月比(季節調整済指数)では、電気機械、非鉄金属、食料品・たばこ等が上昇する一方、その他製品、パルプ・紙・紙加工品、プラスチック製品等が低下した。






・ 在庫積み増し局面(景気拡大期)
  需要が供給より多くなると、生産を拡大し、在庫を積み増して需要に対処する。

・ 在庫積み上がり局面(景気後退初期)
  供給が需要より多くなってくると、生産の伸びが鈍化し、在庫が適正水準を超え、
 在庫の積み上がりが起こる。

☆ 在庫調整局面(景気後退期)← 7-8月はここに該当
  適正水準を超えた在庫を減らすため、生産を抑え、在庫調整を図る。

・ 意図せざる在庫減局面(景気拡大初期)
  需要の増加に生産が追いつかず、在庫が減少する。