【平成7年静岡県産業連関表からみた静岡県経済】
(1)県内生産額
平成7年における県内生産額は32兆4912億円で、平成2年と比較すると1兆1266億
円増加した。平成2年からの5年間の年平均伸び率は0.7%増となっており、昭和60年か
ら平成2年までの年平均伸び率6.0%増に比べ大幅に低下している。
産業別構成比をみると、第1次産業及び第2次産業が低下傾向にあり、代わって第3次
産業が上昇傾向を示している。

※ なお、平成7年の県内生産額は、国内生産額の3.5%(平成2年は3.6%)のシェアを
占めている。
(2)中間投入と粗付加価値
平成7年の県内生産額32兆4912億円の費用構成をみると、中間投入は16兆8667億円
(51.9%)で、粗付加価値は15兆6245億円(48.1%)である。
中間投入率は、昭和60年、平成2年、平成7年と連続して低下してきているが、こ
れは生産者価格に占める原材料、燃料等の割合が低下して、その代わりに人件費等の割
合が上昇してきていることを表している。
金額を平成2年と比較すると、年平均で中間投入額が0.5%減少し、粗付加価値額が
2.1%増加した。

※ なお、平成7年の県の中間投入率は51.9%と国の中間投入率46.1%を5.8ポイント上
回っているが、これは、本県の場合、その生産形態から中間投入率の高い製造業の構
成比(49.1%)が国(33.3%)よりもかなり高いことによる。
(3)総供給と総需要
県内生産額と県外からの移輸入を合せた総供給は、平成7年には45兆6175億円と
なり、そのうち県内生産額は32兆4912億円(71.2%)、移輸入は13兆1263億円
(28.8%)であった。総供給の伸び率をみると、昭和60年から平成2年の間は年平均6.2%
のペースで増加したが、その後、平成7年までの5年間は、ほぼ横ばいで推移した。
また、県内需要と県外需要に対する移輸出を合せた総需要は、「総供給」に対応するも
のであり、総供給と同額であるが、その内訳は、県内需要が30兆183億円(65.8%)、
移輸出が15兆5992億円(34.2%)であった。

(4)生産波及の大きさ
平成7年の1単位の需要増加に対する生産波及の大きさを、県外からの移輸入を考慮し
た型の逆行列係数の列和でみると全産業平均で1.3019倍であり、生産波及は低下傾向に
ある。これは、中間投入率、自給率の低下等に起因している。
先頭ページへ戻る