静岡県鉱工業指数 (平成23年3月分速報)


*生産の動き
 前月比17.2%減(2か月連続して低下)、前年同月比16.3%減(2か月連続して低下)

 3月の鉱工業生産指数(季節調整済:平成17年=100)は67.0であった。
 前月比(季節調整済指数)は17.2%減と2か月連続して低下した。また、前年同月比(原指数)は16.3%減と2か月連続して前年を下回った。
 業種別の前月比(季節調整済指数)では、電気機械、家具、窯業・土石製品等が上昇する一方、輸送機械、食料品・たばこ、ゴム製品等が低下した。


*出荷の動き
 前月比17.4%減(4か月ぶりに低下)、前年同月比15.4%減(15か月ぶりに低下)

 3月の鉱工業出荷指数(季節調整済:平成17年=100)は68.5であった。
 前月比(季節調整済指数)は17.4%減と4か月ぶりに低下した。また、前年同月比(原指数)は15.4%減と15か月ぶりに前年を下回った。
 業種別の前月比(季節調整済指数)では、精密機械、家具、窯業・土石製品等が上昇する一方、輸送機械、食料品・たばこ、化学等が低下した。


*在庫の動き
 前月比3.3%減(2か月連続して低下)、前年同月比3.6%減(7か月ぶりに低下)

 3月の鉱工業在庫指数(季節調整済:平成17年=100)は85.3であった。
 前月比(季節調整済指数)は3.3%減と2か月連続して低下した。また、前年同月比(原指数)は3.6%減と7か月ぶりに前年を下回った。
 業種別の前月比(季節調整済指数)では、電気機械、非鉄金属、プラスチック製品等が上昇する一方、輸送機械、食料品・たばこ、パルプ・紙・紙加工品等が低下した。






・ 在庫積み増し局面(景気拡大期)
  需要が供給より多くなると、生産を拡大し、在庫を積み増して需要に対処する。

・ 在庫積み上がり局面(景気後退初期)
  供給が需要より多くなってくると、生産の伸びが鈍化し、在庫が適正水準を超え、
 在庫の積み上がりが起こる。

☆ 在庫調整局面(景気後退期)← 今季はここに該当
  適正水準を超えた在庫を減らすため、生産を抑え、在庫調整を図る。

・ 意図せざる在庫減局面(景気拡大初期)
  需要の増加に生産が追いつかず、在庫が減少する。