静岡県鉱工業指数 (平成22年3月分速報)


*生産の動き
 前月比2.2%減(3か月ぶりに低下)、前年同月比16.6%増(3か月連続して上昇)

 3月の鉱工業生産指数(季節調整済:平成17年=100)は78.9であった。
 前月比(季節調整済指数)は2.2%減と3か月ぶりに低下した。また、前年同月比(原指数)は16.6%増と3か月連続して前年を上回った。
 業種別の前月比(季節調整済指数)では、食料品・たばこ、一般機械、家具等が上昇する一方、電気機械、精密機械、化学等が低下した。


*出荷の動き
 前月比2.0%減(3か月ぶりに低下)、前年同月比14.6%増(3か月連続して上昇)

 3月の鉱工業出荷指数(季節調整済:平成17年=100)は79.4であった。
 前月比(季節調整済指数)は2.0%減と3か月ぶりに低下した。また、前年同月比(原指数)は14.6%増と3か月連続して前年を上回った。
 業種別の前月比(季節調整済指数)では、食料品・たばこ、輸送機械、一般機械等が上昇する一方、電気機械、精密機械、化学等が低下した。


*在庫の動き
 前月比3.4%増(3か月連続して上昇)、前年同月比4.8%減(25か月連続して低下)

 3月の鉱工業在庫指数(季節調整済:平成17年=100)は88.5であった。
 前月比(季節調整済指数)は3.4%増と3か月連続して上昇した。また、前年同月比(原指数)は4.8%減と25か月連続して前年を下回った。
 業種別の前月比(季節調整済指数)では、食料品・たばこ、輸送機械、その他製品等が上昇する一方、プラスチック製品、ゴム製品、化学等が低下した。






☆ 在庫積み増し局面(景気拡大期)← 今季はここに該当
  需要が供給より多くなると、生産を拡大し、在庫を積み増して需要に対処する。

・ 在庫積み上がり局面(景気後退初期)
  供給が需要より多くなってくると、生産の伸びが鈍化し、在庫が適正水準を超え、
 在庫の積み上がりが起こる。

・ 在庫調整局面(景気後退期)
  適正水準を超えた在庫を減らすため、生産を抑え、在庫調整を図る。

・ 意図せざる在庫減局面(景気拡大初期)
  需要の増加に生産が追いつかず、在庫が減少する。