静岡県鉱工業指数 (平成21年12月分速報)


*生産の動き
 前月比0.6%減(2か月ぶりに低下)、前年同月比6.4%減(17か月連続して低下)

 12月の鉱工業生産指数(季節調整済:平成17年=100)は76.8であった。
 前月比(季節調整済指数)は0.6%減と2か月ぶりに低下した。また、前年同月比(原指数)は6.4%減と17か月連続して前年を下回った。
 業種別の前月比(季節調整済指数)では、電気機械、化学、金属製品等が上昇する一方、輸送機械、一般機械、 窯業・土石製品等が低下した。


*出荷の動き
 前月比1.9%減(2か月ぶりに低下)、前年同月比6.4%減(17か月連続して低下)

 12月の鉱工業出荷指数(季節調整済:平成17年=100)は79.2であった。
 前月比(季節調整済指数)は1.9%減と2か月ぶりに低下した。また、前年同月比(原指数)は6.4%減と17か月連続して前年を下回った。
 業種別の前月比(季節調整済指数)では、電気機械、化学、精密機械等が上昇する一方、食料品・たばこ、輸送機械、一般機械等が低下した。


*在庫の動き
 前月比1.5%減(2か月ぶりに低下)、前年同月比13.0%減(22か月連続して低下)

 12月の鉱工業在庫指数(季節調整済:平成17年=100)は83.7であった。
 前月比(季節調整済指数)は1.5%減と2か月ぶりに低下した。また、前年同月比(原指数)は13.0%減と22か月連続して前年を下回った。
 業種別の前月比(季節調整済指数)では、電気機械、その他製品、パルプ・紙・紙加工品等が上昇する一方、 化学、窯業・土石製品、非鉄金属等が低下した。






・ 在庫積み増し局面(景気拡大期)
  需要が供給より多くなると、生産を拡大し、在庫を積み増して需要に対処する。

・ 在庫積み上がり局面(景気後退初期)
  供給が需要より多くなってくると、生産の伸びが鈍化し、在庫が適正水準を超え、
 在庫の積み上がりが起こる。

☆ 在庫調整局面(景気後退期)← 今季はここに該当
  適正水準を超えた在庫を減らすため、生産を抑え、在庫調整を図る。

・ 意図せざる在庫減局面(景気拡大初期)
  需要の増加に生産が追いつかず、在庫が減少する。