静岡県鉱工業指数 (平成21年10月分速報)


*生産の動き
 前月比0.8%減(3か月連続して低下)、前年同月比19.4%減(15か月連続して低下)

 10月の鉱工業生産指数(季節調整済:平成17年=100)は75.1であった。
 前月比(季節調整済指数)は0.8%減と3か月連続して低下した。また、前年同月比(原指数)は19.4%減と15か月連続して前年を下回った。
 業種別の前月比(季節調整済指数)では、輸送機械、窯業・土石製品、その他製品等が上昇する一方、電気機械、一般機械、食料品・たばこ等が低下した。


*出荷の動き
 前月比3.2%減(2か月ぶりに低下)、前年同月比18.8%減(15か月連続して低下)

 10月の鉱工業出荷指数(季節調整済:平成17年=100)は76.8であった。
 前月比(季節調整済指数)は3.2%減と2か月ぶりに低下した。また、前年同月比(原指数)は18.8%減と15か月連続して前年を下回った。
 業種別の前月比(季節調整済指数)では、輸送機械、化学、その他製品等が上昇する一方、食料品・たばこ、電気機械、一般機械等が低下した。


*在庫の動き
 前月比6.1%減(3か月連続して低下)、前年同月比10.8%減(20か月連続して低下)

 10月の鉱工業在庫指数(季節調整済:平成17年=100)は83.1であった。
 前月比(季節調整済指数)は6.1%減と3か月連続して低下した。また、前年同月比(原指数)は10.8%減と20か月連続して前年を下回った。
 業種別の前月比(季節調整済指数)では、木材・木製品、非鉄金属、繊維等が上昇する一方、食料品・たばこ、輸送機械、電気機械等が低下した。






・ 在庫積み増し局面(景気拡大期)
  需要が供給より多くなると、生産を拡大し、在庫を積み増して需要に対処する。

・ 在庫積み上がり局面(景気後退初期)
  供給が需要より多くなってくると、生産の伸びが鈍化し、在庫が適正水準を超え、
 在庫の積み上がりが起こる。

☆ 在庫調整局面(景気後退期)← 今月はここに該当
  適正水準を超えた在庫を減らすため、生産を抑え、在庫調整を図る。

・ 意図せざる在庫減局面(景気拡大初期)
  需要の増加に生産が追いつかず、在庫が減少する。